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...Lastupdate 2019.01.01
御用始め

正月4日に官公庁が新年初めての事務を執ること。
戦前は、宮中において政治(まつりごとのはじめ)の儀が行われました。これは、平安時代には正月に行われる宮中の公事で9日に行われていました。
御用始めは仕事始めの一種で、この仕事始めには田打ち初め、初山入り、船祝い、初売り、初荷、出初めなどがあります。

※官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められていて、4日が仕事始めとなります。
1月4日が土曜、日曜にあたる場合は1月6日、5日が御用始め(仕事始め)になります。

薮入り

江戸時代、商家などに住み込みで働いていた奉公人が主人から休暇をもらって親元などに帰ることができた日。
1月16日と7月16日の2回あり、7月のものは「後(のち)の薮入り」ともいいます。 この日は家族や親類に会い、墓参りをした後、思いっきり羽を伸ばしたそう。
落語の題材にもなっています。
ちなみにこの日は閻魔大王の休日でもあるそうです。


正月とは

本来は、一年の最初の月のこと、年神様(としがみさま)をお迎えする行事のことで、1月の別名でもあります。

現在は、年頭の祝いをする三が日(一年の最初の日である元日から3日まで)や松の内(元日から7日または15日まで)をさすのが一般的。
「正」には「年の始め」という意味があります。

正月は家に年神様をお迎えする行事。年末に煤払い(すすはらい)をしたり、正月に門松やしめ飾りを飾るのは、いずれも年神様をお迎えするための準備です。

日本では、古くから季節の節目に先祖を奉り、五穀豊穣を祈る習慣がありました。特に新しい年を迎える正月は、盛大に行われてきたようです。

現在のように、しめ飾りや鏡餅などを飾るようになったのは、江戸時代に入ってからのようです。

元旦には、宮中や全国の神社で歳旦祭(さいたんさい)がおこなわれます。