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5月の旧暦は「皐月(さつき)」
旧暦の月名といえば1月から順番に「むつき、きさらぎ......」と暗記している人もいるかもしれません。
5月は「さつき」。 「皐月」と書いて「さつき」ですが、「五月」と書いて「さつき」と読ませることもあるのでわかりやすく、覚えている方も多いのではないでしょうか。
旧暦の5月すなわち「皐月」は、新暦(現代のカレンダー)でいうと5月下旬から7月上旬頃と少しズレて、幅が広くなります。
「皐月」の由来にはいくつか説がありますが、どれも「稲作」に関連しているようです。
古語で耕作を意味する「さ」に「月」で「さつき」になったという説や、早苗を植える月ということで「早苗月(さなえづき)」であったのが略され「さつき」になったという説があります。
漢字の「皐」には「神に捧げる稲」という意味があるのだそう。
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5月といえば、街中に、野山に、花が咲き乱れる季節。 ですがこれは諸説あり、5月の誕生花といっても様々あるようでした。
代表的なものは紅バラやあやめ、すずらんなど。どれも五月に咲く花ということですね。 五月を「菖蒲月」ということもあり、あやめは5月らしさを象徴する花かもしれません。
また、誕生花といわれることはあまりないようですが、ツツジの一種でそのまま「サツキ」という名の木もあります。
「皐月賞」って何?
春頃によく聞く「皐月賞」。 競馬の何からしいけど、よくわからない......という方も多いはず。実は筆者もそうでした。 しかも、5月になるとなんだか終わった雰囲気じゃない......?
というわけで調べてみると、「皐月賞」は競馬のレースの名前。 日本中央競馬会(JRA)が行なうG1競争。千葉県船橋市の中山競馬場で、4月に施行されます。
ん? 4月?
そうなんです。実は「皐月賞」は現在、毎年4月半ばに行われているレース。 元々は五月だったので1949年から「皐月賞」の名がつき、現在にいたってもその名称が残っているということです。
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